今回の家は、郊外の池、緑、空を臨む立地です。ご夫婦と3人の元気なお子様達が、いつも一緒にいながらも、それぞれに自分の場所を見つけることが出来る、大らかで楽しい家となっています。
とても眺めが良さそうな家。どんな環境なの?
敷地から道路を挟んで南側には池、その向こうには小さな丘、そしてその視線の先には空があります。それらの景色が家の中から見える設計を考えました。ちなみに敷地には、3.5m近くの高低差があります。
景色を生かす工夫って、たとえばどんな風にしたの?
日当たりと景色を生かす為に、リビングに幅3.5m×高さ2.4m近くもある大きな窓を作り、家の多くの場所からその窓を通して外の景色が楽しめるようになっています。ちなみに、この窓のコンセプトで、トステム設計コンテストにて金賞を受賞しました。
一番景色の良い場所は?
一番景色の良い場所をリビングとしていますが、リビングが全体より下に下がっているので、ダイニング、キッチン、子供部屋といった各部屋からも、リビングの吹き抜けを通して、外の景色が楽しめるんですよ。
敷地に高低差があるのって、メリットあるの?
この家も敷地に併せて、建物内部にも大きく高低差を設けているのですが、移動する場所によって、家の見え方が大きく変わっていく面白さがあります。それぞれに自分の場所を見つけることが出来る、という楽しさがありますよ。
実際に住んでみると、どんな感じ?
では、施主さんの奥様からのメッセージを頂きましたので、そのまま掲載しますね。
豊岡から三田まで、打ち合わせの為通うのは大変でしたが、出来上がっていく家を見ながら、夢が現実に、形になっていくのが本当に嬉しかったです。
住み心地は…最高です。
予算の関係で、妥協も沢山あったのですが、それでも至る所に、藤原先生、室先生のアイデアがいっぱい詰まった、本当に素敵な家に大満足です。
一番のお気に入りは、やっぱり大開口の南の窓です。そこから見える景色は、いつも心を和ませてくれます。
収納も、PCスペースも、キッチンも、床も壁も、全て私達の希望を聞いて頂き、そして、なんと言ってもそれら全てを少ない予算で叶えて頂いたことに、本当に感謝しています。
これから先、この家で暮らせる喜びでいっぱいです。
本当にありがとうございました。