土地を購入される前から、幾つかの建築関連雑誌を見て、「スキップフロアであること」「小さい中庭があること」をご要望にあげられていたO様の、家で過ごす時間が多い奥さんの目線を大切にした家です。
どんな土地に建てたの?
夫婦それぞれの実家の中間となるエリアでの土地探しから始まりました。
選ばれたのは、大阪の中心部から電車で一時間以内の、開発された住宅エリア。
街並みが静かで落ち着きがあり、高台からの眺めが良いことから、この傾斜地を開発した敷地が選ばれました。
隣の大樹を借景に・・・
この土地の前に、神社の大きな木があったことも選定のポイントです。
神社の植栽を借景にすることをテーマに住まい作りがスタートしました。
幸福の黄色いキッチン
黄色はコミュニケーションの色。
奥さんの好きな黄色を使ったキッチンからは、どの部屋も見渡せるようにスキップフロアに設計されています。
キッチンはリビングとダイニングの間。床座でリビングに居る家族と、キッチンに立つ奥さんの目線が合うような高さになっています。調理時や食事後もキッチンに立ちながら家族との会話が楽しめます。
プライバシーは大丈夫?
プライバシーを守りたいということで、中の様子が分からないデザインにしました。
道路側からは、建物にぽっかりと一つだけしか開口ひとつだけ見えます。
こういう家って暗くないの?
道路側から見える窓はひとつだけ。でも、開口からひとつ中に入ると、デッキや中庭があるのです。デッキや中庭は、リビングや各部屋に接しています。採光や風通しをもたらし、落ち着きのある開放感を味わうことができます。
光の通り道
メインのスペースには“吹き抜けリビングの窓。隣に建つ神社の植栽を楽しむ窓であり、家全体に光を取り込む窓でもあります。一旦リビングに入った光は、間接的にキッチンや吹き抜けを通じて子供部屋を巡り、家全体を柔らかい光の中で明るくなるように考えられています。
納戸あります
すっきりとシンプルな住まいを要望されていた為、8帖の大きな納戸を確保しました。