三重県の伊賀の家は、三重には珍しい間口の狭い敷地でした。
旗竿敷地で、敷地奥にいっぱいいっぱい建物を建てることになりました。
中庭があるんですねぇ~
ご主人が大好きな映画を大音量で観たいとの希望から、中庭を設けることによって、敷地外部への音を遮断してます。
リビングはどんな雰囲気ですか?
リビングは、2畳程度の中庭と面しています。そして、1階から3階まで吹き抜けているので、開放感と各部屋とのつながり感があります。
リビングはどの部屋とつながっているのですか?
二階のダイニングキッチン、三階の個室とつながっています。
小さいながらも、高さのある吹き抜けがあることで、閉じている家でありながらも、広がりとつながり感のある間取りとなっているのです。
なぜ一階をリビングにしたのですか?
施主さんとお話していく内、実際はリビングと言いながらも、映画鑑賞のオーディオルーム的な使い方や客間としての利用が主ということだったので、一階になりました。
実際にくつろぐのは?
二階です。
映画鑑賞のオーディオルームって、実際問題、活用されてますか?
オーディオルームが、家族のくつろぐスペースに隣接したところにあると、距離が近すぎてうるさいとか、お互いに気を使ってしまって使用しない可能性があります。
そこで、少し階を離して、かつ吹き抜けによって音が拡散し、音や視線も含めて距離感が出つつも、つながり感ある場をつくったというのが、この住まいの大切な部分です。
和室コーナーがあるんですね!
この和室コーナーは、食後にちょこっとくつろぐスペースです。
和室コーナーは、ダイニングでもあり、食事をする時はベンチとなります。
その後少し横になってTVを見たりも出来ます。
また、和室コーナーに居る人と椅子に座ってパソコンなどしている人の目線が同じ高さになるようになっています。
TVを観ながら、パソコンも立ち上げてどちらも使っている、なんてことも多いそうです。
大きなキッチンですね!
大きなオープンカウンターキッチンです。
ここのキッチンエリアは、くつろぐ和室コーナーがあるダイニングより広い面積なんです。
リビングとほぼ同じ面積。
三階建ての二階にあり、吹き抜けを通して、1階のリビングや3階の個室の様子も感じられるので、まさにこの家の中心的存在ですね。
なぜオープンキッチンに?
きっかけは、昭和町の家(面白い、非日常的なスキップフロアの家)の見学でした。奥様もお仕事をされているので、ダイニングと一続きになったキッチンが色々な片付けを考えた時に使い勝手がいいということからです。
キッチン台はどうなってるんですか?
キッチン台は、中央に位置するシンク台と壁側の調理台の2つに分かれています。
シンクは作りつけのダイニングテーブルと連続したステンレスカウンターとなっています。
一方、IH調理器具やレンジやオーブンは、壁側のカウンターに設置し、全体的に、いつも使うものは手に届くカウンターの高さに置いておく、という使い方です。