狭小住宅に対する思い of 狭小住宅.net

小さい家や狭小住宅に対する思い

“室”は、2003年に自分自身で狭小地を探して土地を購入し、借り入れをして家を建てています。その経験を元に、土地探しから一緒に家作りができれば、予算内を考えながら一般的な会社員や公務員の方々が、自分達らしさを持った楽しい住まいが実現できるのではないか?と考え始めました。

一方、“藤原”は、学生時代に過ごした実家がいわゆる、狭小住宅の建売。それぞれの部屋はそれなりに広いのですが、細長い狭小地に建つがゆえに、暗く風通しが良くない。その体験を元に、単に部屋を取るということではなく、敷地形状や周りの環境を肯定的に捉えることで、もっと光や風のある居心地の良い空間デザインが可能になるのでは?と、建築を学んでいるときから考え続けています。

藤原・室 建築設計事務所は今年で8年目になります。気が付くと一般的には “狭小住宅”と言われている大きさの家を、狭小敷地に限らず広い敷地まで、沢山設計していることがわかってきました。家に限らず店舗や施設でも小さいスペースの設計依頼が多い。

でも、それは、“狭小”というネガティブな考えで設計したのではなく、住む方と設計する私達の持つ感覚で住まいをつくると“小さい家”になっただけのことだ、と捉えています。“小ささ”を押し付けて出来上がったものではありません。又、自然と出てくるこだわりの部分は、通常より大きくなることもあったりします。

つまり、小ささを肯定することで、それぞれに楽しみのある家をつくるという考え方なのです。

藤原・室 設計事務所には大手のハウスメーカーのような営業マンは居ません。大きな会社と比較すると、ちょっとばかりめんどくさいことはあるかもしれませんが、時間をかけて出来上がった家は、打合せのプロセスやそれぞれの空間にストーリーがあり、住みはじめてから家での家族との時間を、今まで以上に楽しめることになると思います。

藤原慎太郎 室喜夫